ルポタージュ「KAIGAI」
私が海外で体験した海外四方山話集です
 
| goto（フィリピン共和国） 2024/02/22
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オイラの苗字は後藤。フィリピンは好きで、入国回数は数知れない。理由は、英語が通じて格
安物価、そして南国リゾート。日本国内でも、フィリピン・パブは良く行った。でも、もう過去の話
で、現在の日本の低賃金と海外のインフレで立場は逆転した。フィリピン旅行もフィリピン・パブも
儚い夢となってしまった。
さて、フィリピン人と話す機会があると、決まってした自己紹介がある。「My name is GOTO like
goto.」と言って、物をスプーンで掬って食べるジェスチャーをする。フィリピンで「goto（ゴトと発音す
る）」はお粥の事。実際には、「Lugaw（ルーガウ）」がお粥の総称だが、その中でも牛のハチノス
(胃袋)入りがゴト。でも、牛でも豚でも内臓を使っていたらゴトらしい。つまり、オイラの名前もフィ
リピンのモツ入り粥も同じ発音なのだ。
フィリピン人は優しいんだ。ホテルのレストランで、そんな話で盛り上がっていると、コックが翌朝
にゴトを作ってオイラに提供してくれた。日本のお粥と違って、味も香りもしっかりとついている。
二日酔いに効くらしい。フィリピンの料理は、日本の料理に似ているんだよね。
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