ルポタージュ「KAIGAI」
私が海外で体験した海外四方山話集です
恐るべし、外国のATMマシーン〜その1〜(ゴールドコースト・オーストラリア連邦) 2003/09/21
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オーストラリアで生活していて感じた、技術が進んでいるのか、それとも遅れている
のか、判断に戸惑った数ある事例。銀行もその1つであった。
日本の円をいかに現地通貨に安く交換できるか。海外で暮らすまでもなく、ちょっと
した旅行でもこの課題は大きい。私の経験では、日本円をそのまま現地に運び、両
替屋で現地通貨に換金するのが一番手っ取り早い。注意する点はただひとつ、両
替屋によってレートが違うので、よく調べること。タクシーやホテルのボーイへのチッ
プ用に現地空港で済ます両替は最小限に留めること。降り立った空港での両替が
一番レートが悪いからだ。相手もその辺はチャントこっちの足元を見ている。トラベラ
ーズ・チェックは海外不慣れの田舎モノのする行為。面倒くさいのはこの上ないし、
何重にも手数料を取られる。「なくしても安心」がトラベラーズ・チェックの売り文句で
あるが、現金なんてそう簡単になくさないです、普通は。
為替レートの手数料一切無しの換金方法でお勧めなのが、クレジットカードでのキ
ャッシング。但し、金利手数料(ローン金利)が馬鹿にならない。そこで、一番お勧め
の究極な方法は「シティバンク」の口座を日本で開設すること。今では郵貯とシティバ
ンクは提携しているので、最寄りの郵便局で簡単に開設できる。海外でのATMから
の引き出しで利用するわけだが、ほとんどのATMマシーンで利用できる。しかもレー
トの手数料は一切ない。一回の引き出しで300円が手数料としてかかるが、一度に
多額を引き出せば、一番安い換金方法に間違いない。私がオーストラリアに滞在
中、資金が不足して日本の親に郵便局に入金に行ってもらったことがある。すると、
海外では、毎日のように残高が変動する。面白いことに、一日に一回その日のレー
トによって残が計算し直されるのである。〜その2に続く〜
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