ルポタージュ「KAIGAI」
私が海外で体験した海外四方山話集です
魚醤油・パティス(フィリピン共和国) 2005/10/30
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日本を含めて、アジア諸国にはその国独特の魚醤油なる調味料が存在します。
我がグルメ・コラムである「グル・コラ」の記念すべき第一回掲載は、「魚醤(ヌォッ
ク・マム) 2003/02/16」が話題でした。ベトナム産の魚醤を題材にしたコラムです。
当然、今回訪国したフィリピンにも魚醤油はあります。現地名では「パディス」と呼
ばれています。食堂のおかずやファースト・フード店は勿論、各家庭料理の肉や魚
の味付けには必ず使われる現地食の濃い調味料です。
この調味料の特徴は甘いこと。甘すぎるくらいに甘いタレです。ゆえに、変な魚臭
さやアジア独特の香りを感じさせません。
これまでに、オイラはアジア各国の魚醤油を購入して持ち帰りました。が、そのど
れもが魚臭さに閉口してしまいました。例えば、タイのナンプラー 、ベトナムのヌォッ
ク・マム、インドネシアのケチャップ・イカン などです。更にそれらの全てが、結局は
使い切らないうちにゴミ箱行きの運命です。
今回持ち帰った「パティス」については、話は別です。もう空に近い状態です。「エ
バラ焼き肉のタレ」に非常に近い味付けなんです。
今回でフィリピン行きは3回目です。恥ずかしながら、今までこんな調味料には気
づきませんでした。とりあえず、これらの調味料を含めて、フィリピン料理の特徴を述
べて本コラム終了とさせていただきます。フィリピンにおいては、他の東南アジアとは
食文化が違うようです。
1) 全く辛くない。
2) 変な臭み(東南アジア独特の)が全くない。
3) とにかく甘い。
辛くない現地料理は嬉しい限りです。辛い料理を「美味い」と感想述べる輩の気が
知れません。本当に「美味い」と思っているのでしょうか?
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