ルポタージュ「KAIGAI」
私が海外で体験した海外四方山話集です
開いててよかった!「Jollibee」と「Chowking」そして「Greenwich」(フィリピン共和国) 2005/10/29
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フィリピンを代表するファースト・フード店の話です。
フィリピンを旅行していて、一番困ってしまう点に「食堂」が挙げられます。マニラや
リゾート地では、お金さえ出せば外国人旅行客を相手にしたレストランが点在するの
で全く問題ありません。問題なのは、観光地以外の街に立ち入ってしまった場合で
す。
当然、観光客なんかを目当てにした商売など存在しないわけですから、ローカルの
食堂を利用する以外に術はありません。これが恐ろしいです。
まず、一見して食堂か、そうでないかの判断が非常につきにくいです。雑貨屋と食
堂を兼ねて経営している店も多いです。先客がいて、飯を食っている様子が伺えれ
ば店内に入りやすいのですが。そして、メニューやサンプルの展示なんてモノは一切
ありません。オイラは何時も、
「飯を食いたい」
と、意思表示して、出てきたモノを喰っています。大概、定食で肉と魚の焼き物、そし
て冷や飯のセットです。衛生状態は最悪です。フィリピンでは、何処の土地も水は貴
重品。最低限の水で、調理も食器の洗浄も行っているようです。さすがのオイラも、
スプーンは絶対に使いません。割り箸は必ずデイパックに偲ばせています。
さて、今回の旅でもミンドロ島で、日帰りツーリングの旅に出かけました。目的地は
オリエンタル・ミンドロ州(東ミンドロ州)の州都であるカラパンという街です。もうすで
に、ローカル食堂に飽き飽きしてしまっていた自分にとって、この街で砂漠のオアシ
スを発見した気分でした。「Jollibee」の看板を発見したのです(写真・上)。
「Jollibee」はハンバーガーをメインとするファースト・フード店です。オイラはもっぱ
ら、夜食用にホテル持ち帰りで利用します。こんな時、24時間営業は有り難いです。
特にお勧めなのが、「フライドポテト」です。揚げたてで、歯ごたえいいですよ。ホテル
の部屋でビールのお供に最高です。ミドルサイズ34ペソ(75円)でした。
「Chowking」は主に飯と麺類がメインのファーストフードです。地元の定食を味わう
にはもってこいの店です。日本でも有名になった「ハロハロ(鹿児島のシロクマ?)」
も、ここではメニューにありますよ。オイラのお勧めは、「ワンタンメン」と「焼きそば」
です。いつも、麺と麺の組み合わせオーダーです。定食のチャーハンは味がイマイ
チです。その名も「TOFU」というメニューがあったので、「麻婆豆腐のことかな?」と
思ってオーダーしました。出てきたモノは、「厚揚げ豆腐のソース煮」といったところで
しょうか。肉を追加で混ぜてもらって39ペソ(86円)と、ホテルに持ち帰っていいビー
ルのツマミになりました。「Chowking」の発音ですが、地元の人たちは、「チョーキン」
と言っています。漢字では「超鮮」です。
「Greenwich」はイタメシのファーストフード版です。安くパスタやピザが堪能できま
す。オイラはもっぱら、スパゲティ・メニューから「ボロネーズ(日本ではミートソースと
いうのが一般的)」をオーダーします。フィリピンならではの甘いソースが病みつきに
なります。トッピングのチーズは本格的で、粉チーズなんかじゃありません。パンの
棒状のモノが添付されます(写真・下)。デカいコーラとセットで55ペソ(121円)でし
た。
これら3種のチェーンは同一企業の経営だそうです。マックやケンタッキーを全く寄
せ付けない人気です。昼時なんか、空いているテーブル・椅子を探すのが困難な時
もあります。写真入りのメニューがあるので、オーダーするときは全く困りません。大
体、注文時に番号盾(番号札)を渡されます。因みに、食べ終わった後は、そのまま
退散。トレーを片づける必要はありません。
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