ルポタージュ「KAIGAI」
私が海外で体験した海外四方山話集です

 
続・地上の楽園(マニラ・フィリピン共和国)前編 2005/10/22
 まだの方は、『地上の楽園・ハーレム体験(マニラ・フィリピン共和国) 2003/02/ 23』を先にお読みください。

 と、いうことでマニラの地を再び踏んでしまいました。3年ぶりです。
 今回のフィリピン旅行の最終目的地はミンドロ島のプエルトガレラなので、そこから マニラに帰ってきて、日本に戻るまでのひとときをマニラで楽しく過ごさせてもらいま した。

 相変わらずのマニラの風景。人や車が多く行き交って、川や歩道はゴミで溢れて います。決して衛生的とは言い難い町並みです。それでも、3年前に比べれば変な 輩が減ったでしょうか? 街角の詐欺師や物売りに出くわす機会もめっきり減りまし た。そして、心なしかガードマンのボディ・チェックや荷物チェックも簡単になったよう な気がします。あの時は前年にニューヨーク同時多発テロが起こった年で、マニラや 他の比国の都市でもイスラム過激派による爆弾テロが相次いだ時季でもありまし た。

 さて、3年前にハーレム体験をさせてもらったスナックの名前は「Black & Silver」。 ホテルの運転手に連れて行ってもらったので場所など全然覚えていません(彼の分 もオイラが飲み代を支払ったので2万円近い勘定が・・・)。今回、再度訪店するにあ たっては、名詞に記載されている住所だけが頼りです。懐かしくも、あの時に我がテ ーブルに着いてくれた女の子たち3人の寄せ書きが名刺の表面に生々しく残ってい ます。「MICHELLE, RINA, CINOY」と。
 (まだ彼女たちはそこで働いているのかな?)
そんなことよりも、
 (店はもう潰れてしまったかな?)
の心配の方がオイラの頭を大きくよぎっていました。

 この「Black & Silver」のジャンルは「カラオケ・バー」である。概念としては、必ず日 本語のカラオケがあること。そして、女給(ホステス又はタレント)が各客のテーブル に着く。日本のフィリピン・パブと何ら変わりはない。値段も、日本国内とほぼ同じ で、60分1000ペソ(2200円)くらいが相場だ。4時間も長居すれば4〜5000ペソは覚 悟しないといけない。値段が高いだけに、ホステスの質は抜群に高い。常時、客の キャパ(容量)よりも多い人数のホステスが待機している(25〜30名)ので、指名する 場合は目移りしてしまう。そして最低限の日本語と、J-POPは歌えるので、デュエット 等で充分に楽しめる。店側にとっては、長く客を留めることが商売繁盛に繋がるの だ。(中編に続く)




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