ルポタージュ「KAIGAI」
私が海外で体験した海外四方山話集です
一風変わった街角のカフェ(ホーチミン・ベトナム社会共和国)−その2−2003/02/23
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11月とは言えベトナムは暑い。日中摂氏33度位まで気温は上がる。そんな時、一
時的に避難するのに街のカフェは便利だ。注文は「アイスコーヒー」。運ばれてきた
ものはかつて見たこともないヘンテコなもの。氷とコンデンスミルクの入ったガラスコ
ップの上にアルミ製のコーヒーフィルター。ふたを取ってみると、中身は普通の挽い
たコーヒー豆とお湯。ペーパーのフィルターは使われておらず、容器の底と受け皿の
部分に細かい穴があいていた。▲夏の日差しが眩しい異国のカフェで、フィルターか
らの滴はポタポタと超低スピードで落ちてゆく。待つこと約10分。出来上がったもの
は超甘ーくてストロングだった。余計にのどが渇き水を注文した。▲今やベトナムは
コーヒー豆の隠れた名産地である。従来のコーヒーとはひと味違ったほんのりチョコ
レートがかった甘みのあるベトナムコーヒー。一風変わっていたのはカフェそのもの
ではなく、出されたコーヒーの味とその抽出の方法だった。
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